ストレスと喉のつまりなぜ?
こんにちは。
漢方養生指導士/不妊カウンセラー
よっしい
この時期
”喉がつまる”
という人が周りには結構増えます。
例えば…
2学期が始まったうちの子供とか
海外勤務が長かった父とか
あと更年期に入った私とか🙋♀️
ん~、ん~喉を鳴らしても
咳をしてみてもとれません
なぜならそれは無形なので
東洋医学では
”梅核気”(ばいかくき)といって
”気のつまり”です
新学期や慣れない海外生活でストレスを感じたり
緊張したりすると、人は呼吸が浅くなり、
気が張って胃に降りていきません。
すると喉につまって違和感を感じるので
皆うん、うん、やったりします💢
傾向としては胃腸が弱い人に多く
ストレスで胃の気が巡らずに
まずはつまってから、逆上するので
・喉がつまったり
・お腹がはったり
・ゲップ
・胃酸があがってくる(逆流性食道炎)
東洋医学では
気逆(きぎゃく)⬆️
と言います。
あと更年期の女性にも多いです。
最近、私もこの喉つまりを自覚するのは
ハードなスケジュールを
詰め込んでしまった時です。
例えば…
犬の通院で何時間も運転し
子供の塾の送迎があって
合間に家事をしながら
仕事メールを返すみたいな
すると少しづつ胃から喉のあたりが
つまっていくのを実感します😖
体験するとこれは地味につらい
なぜ更年期の女性に多いのか
もちろん忙しい世代なんですが
女性ホルモンが低下していくので
自律神経の働きも乱れるんですね。
それまでは多少のストレスがあっても
自律神経のおかげで
スムーズに回っていた
情緒・消化・排便・月経・睡眠に
不調が出やすくなります💦
東洋医学でいうと
五臓の“肝”💪が
いつも気を全身に
巡らせているんですが
緊張やストレスを受けやすく
気を巡らせられずつまった後に
脾(胃)の気が頭に上ってきます⬆️
これが気逆です
ではこんな時はどうすればいいのでしょう。
梅核気の代表処方といえば
半夏厚朴湯
(ハンゲコウボクトウ)
メインの半夏(はんげ)が
弱った胃の働きをよくして
厚朴(こうぼく)は香り🍃で、
つまった気を巡らせてくれます。
個人的には即効性を感じていて
息子と私はいつも2日と
飲みきらないうちに終わることが多いです。
でもこれ、結構最初の対応が肝心✋
初期の症状ならまだしも
うちの父のように10年以上
長期で続いていると正直難しいです😣
もうそれは気だけのつまりじゃないので
父は2回胃を切っています。
漢方薬じゃなくても日々の
運動、入浴好きな音楽・映画を通じて
つまった気をこまめに
流すケアも大事です👍
ささいな不調も
心と体のSOS🚨
自身や家族の経験からも
どんな不調でも早めのケアが
必要と日々感じています。
※漢方薬は症状や体質によって処方も違ってくるので
くれぐれも薬局の薬剤師さんにご相談してください。
ではお大事に~🙏
11月はフォーラムで更年期のセミナーをやります。