体が弱いと風邪の漢方薬は迷う
今週のお題「体調が悪いときの過ごし方」
寒くなってきたこの時期、
風邪を引きやすいですが正直、
どの漢方薬がよいのかと迷うことありませんか。
漢方養生指導士の
よっしいです
初のはてなブログお題参加です。遅い?
昔は私は仕事で疲れると
よく風邪をひいていました
すると「寒気の風邪には葛根湯」で
葛根湯を服用していました。
しかし、なぜかドキドキして眠れなかったり😮、
汗をハンパなくかいて💦むしろ弱って
風邪が長引いたりすることがあり、
なんで自分には合わないんだろう?
と疑問でした。後で分かったのですが...
葛根湯は誰にでもよい漢方薬ではない
葛根湯には麻黄(まおう)という
強めの生薬が入っています。
響きも強そう
とにかく発汗作用が強い!
なので気血水の消耗が激しい💥
エフェドリンという成分が
血圧を上昇して精神を興奮させます🔥
なのでこんな人には強すぎる。
1.かなり疲れてる人
2.病後、産後の人(体力奪われる)
3.不眠症の人(余計に眠れない)
4.高血圧で動悸がある人(血圧あがるので)
5.普段から汗がもれる人
葛根湯はぶあーっと発汗するので
「イエス!治った!」みたいな
錯覚もするのですが...
結局は体力が低下するので
翌日に風邪が盛りかして
ではそんな体の弱い私は
何を飲んだらよかったのでしょうか。
それは桂枝湯(けいしとう)です。
はにゃ?なにそれ?って
知らない人も多いですよね。
桂枝湯(けいしとう)とは
シンプルな処方です。
・桂枝(シナモン)
・生姜(しょうが)
・芍薬(しゃくやく)
・大棗(なつめ)
・甘草(リコリス)
美味しそうだし、自宅でも作れそうですよね。🫖
桂枝湯はマイルドに体を温めて
汗で失った気血を補いながら
風邪を追いだしてくれます😄
この桂枝湯に麻黄(まおう)と葛根(かっこん)
を加えると葛根湯になります。
ただ桂枝湯はほとんどの薬局に置いていない
日本人そんな皆タフでしたか?って思います。
なので私は病院で別の漢方薬を
もらうことが多いです。
※あくまでも私の寒気で始まる風邪
1.柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
胃腸が弱くて寒気の風邪をひくと
軟便や下痢をする。
虚弱な人向け。胃腸炎の風邪にも。
お腹から風邪を治す
2.香蘇散(こうそさん)
胃腸が弱くストレスで気がふさがりやすく
寒気の風邪が入りやすい。虚弱な人向け
紫蘇(しそ)や陳皮(ちんぴ)の
豊かな香りで気を巡らせて治す。
しそパワー✨
みかんの皮パワー✨
※漢方薬は薬局、病院でぜひご相談ください
3.ゼナ ジンジャー滋温液
これは栄養ドリンクですが
主要の生薬構成がまさに桂枝湯✨
(桂枝、生姜、芍薬、大棗、甘草)
あとは補強のプラス7生薬が入っています。
最近はあまり風邪をひかないので、飲んでいませんが
昔はホントよく風邪をひいてお世話になってました。
私のような体力がない=胃腸の弱い
人は風邪をひくと長引きますよね。
いざという時に頼れるものがあると
心強いものです。
寒くなってきたので
くれぐれも風邪に気をつけましょう🙏
**************お知らせ*****************
スクールで戦国武将(三英傑)と文豪(漱石、芥川)
の不調と養生についてやります。詳細はこちら
******************************************